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この「アヒルと少年」はウッディ・パーソンズ・シリーズを製作するきっかけになった作品です。シリーズの中ではいちばん背が低いのですがアヒルの部分も一体で切り抜いています。
シリーズのどの人形も表情を決めるまでに時間をかけました。たとえば「カントリーガール」は赤毛のアンをイメージしてちょっと気が強いけれど寂しがり屋の部分を感じさせるような表情に、「シェフ」はやっぱりフランス系の人の顔立ちに、「フィッシャーマン」は考え深そうな哲学者的な雰囲気に、そしてこの「アヒルと少年」は純朴で優しい感じを出したいとか、ひとりひとり思いを込めながら描いています。
また、顔を切り抜く作業も気を使うところです。線一本分狂っても表情が変わってしまいますので神経を尖らせて作業を進めていますがハンドペイントならではの大らかな雰囲気を出したいと思っていますので顔の表情以外の部分は筆の勢いを感じさせるような思い切ったタッチで仕上げています。
ノスタルジックなカントリーサイトにいつもあこがれを感じていますが、見て下さる方にもこの「アヒルと少年」のバックにそんな風景を感じ取っていただけたらうれしいと思います。
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